通信制大学は学歴にならない？【就活の実態を解説します】

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高卒社会人から大卒になってキャリアアップを狙いたい！そのために通信制大学にいこうと思ってるけど、「通信制大学は学歴にならない」ってきいて再就職できるか不安になってきちゃったよ・・・。

人生100年時代と呼ばれる昨今の日本ですが、長い将来に備えて大学に進学する社会人の方が年々増えつつあります。

そんな方々の選択肢でもっとも無理なく卒業を目指せるのが通信制大学なのですが、ネットで調べると「通信制大学は学歴にならない」「通信制大学は就職に不利」など不安になるようなことを見かけたりします。

今回はこのように通信制大学は学歴となり、キャリアアップにつなげることが出来るのかについて解説していきます。

本記事の内容

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通信制大学は学歴にならない？

「通信制大学は学歴にはならない」とネット上で言われたり不安に感じる方も少なくはありません。

そんな方のために結論から申しますが、通信制大学は学歴になります！

通信制大学は文部科学省により認可された正式な大学であり、卒業することで他の大学と同様に大卒認定である『学士号』を取得することができます。

通信制大学はその名の通り、通信技術を用いて家にいながらでも講義を受けることが出来ます。

具体的にはインターネットによるe-ラーニングや衛星放送で好きな時間に講義を視聴してレポートを提出することで単位を得ることが出来るようになっています。

通学の必要がなく、家にいながらでも講義を受けることが出来るため、社会人の方でも仕事を続けながらでも大学卒業を目指すことが出来ます。

その歴史は長く、終戦後の1947年（昭和22年）に初めて開設された法政大学の通信課程を最初に徐々に認知が増えつつあります。

就職できないと言われるのはなぜ？

通信制大学は文部科学省に認可された正式な大学ということは言いましたが、なぜそんな大学が学歴にはならないと言われるのでしょうか？

主な原因は2つだと思われます。

通信制大学には偏差値がない？

偏差値とは簡単に言うとその大学へ入るための難易度を示しているものです。

つまりは入試の難しさを表しています。

偏差値が高い大学へ在籍しているということはハードルの高い入試を突破した証明になるということになります。

しかし、その偏差値は通信制大学には存在していません。

なぜならば、通信制大学に学力試験がないからです。

通信制大学へ入学するには学力試験や面接は必要なく、多くの大学では書類選考だけで審査されます。

そのため、一般的な通学制大学と比較して入学しやすいというのが大きなメリットではありますが、偏差値が付かないために就職活動などの際に他の有名大学と比較されてしまうと見劣りしてしまうということがあります。

しかし、それをそのまま受け入れてしまうのはちょっと待ってください。

通信制大学は一般的な大学と比較すると入学は簡単かもしれませんが、卒業までの難易度がとても高いことも特徴のひとつです。

卒業までの履修を仕事の都合に合わせて自由に立てられるのですが、そのために必要な単位を取得するのに時間がかかりすぎてモチベーションを維持することができない。

また、わからないところがあっても対面講義と異なり、気軽に質問ができないので理解が乏しくなってしまい、期末考査などを突破することができず、卒業することが困難と言われています。

卒業率が低いところでは5％の以下の通信制大学もあるほどです。

そのため通信制大学を卒業できるということは学力もですが、必要な努力を続けることができるという主体性と勤勉さの証明になると言えます。

面接や書類審査においてはこのような通信制大学を卒業できる人材であるということはぜひアピールしていきましょう。

通信制大学の偏差値はどれくらい？【高い・低いなどの差はあるの？】

『通信制』という言葉に対する偏見

最近では徐々に通信制大学というものが認知されつつありますが、それでも世間一般に浸透しているかと聞かれれば、決して首を縦にふることが出来るような現状ではありません。

そのため、面接官によっては『通信制』と聞くと簡単な通信講座と混同して他の大学と比較して下に見てしまう方も少なくないそうです。

そういった面接官にあたった方は「通信制大学卒は就職の役に立たなかった」、「通信制大学では学歴にならなかった」と述べる傾向が多いのではないかと言われています。

就職のときに通信制って言わないといけない？

通信制大学ということが就職において場合によっては不利に働くことがあるということがわかりました。

それであれば、「履歴書にわざわざ『通信制』と書かなくてもいいのではないか？」と考える方もいると思います。

しかし、書かないのは避けた方がいいです。

通信制大学出身というのは履歴書に書く際に学校名・学部・学科の後ろに『（通信教育課程）』と記載するようになっています。

しかし、通信制大学によっては学部にも学科にも『通信制』という文字がない場合には、書かなくてもバレることはないと思うかもしれません。

確かにバレることは少ないとは思います。

それでもバレた際には通信制大学であることを隠していた、学歴詐称だと思われるというリスクがあります。

そう考えると通信制大学であることをハッキリと明記した上で通信制のアピールポイントを伝えることが安全であると考えられますね。

通信制大学にいくべき人は？

学歴にはなりますが就職では不利に働くことになるかもしれない通信制大学ですが、どのような方が行くべきなのでしょうか？

ズバリ、以下のような方は通信制大学を検討することをおすすめできます。

将来の選択肢を増やしたい

高卒ですぐに働くために社会人となった方が転職をしてキャリアを上げたいと思っても、転職サイトを見てみると書かれているのは『大卒以上』。

大卒以上の求人が多く、今以上の人材となるには大学にいくという選択をした方には通信制大学は最良の選択であると言えます。

先ほど就職が難しい話をしましたが、これは新卒採用の場合に限られます。

転職・中途採用をする場合には学歴以上に、これまでの経験や実績を評価されます。

しかし、その場に立つためには『大卒』を持っていないと応募すらできません。

そのため『大卒』を持ってさえいれば、キャリアアップのチャンスを得ることが出来るので、社会人からでも進学がしやすく、仕事を続けながら卒業を目指せる通信制大学をオススメします。

特定の資格を取得したい

資格の中には大学にて必要なカリキュラムを受けることが受験資格として定めています。

例えば、「医師」は専門大学にて必要な講義・実習を経てを卒業しなければ受験することができません。

例で出した医療系の資格であると実習などが必要で通学しなければ取得することはできないです。

しかし、通信制大学の講義でも必要なカリキュラムを満たすことができる資格もあります。

代表的なもので以下のような資格があります。

これらの資格が社会人になってから取得したいと考えた人は通信制大学も検討してみてください。

海外で働きたい

近い将来、海外で働きたいと考えているにて通信制大学をおすすめします。

「学歴と海外で働くことに何の関係があるの？」

そう思う方がほとんどだと思います。

海外で仕事をするために必須である「就労ビザ」というものがあるのですが、多くの国では『大卒以上』が取得条件となっているのです。

もちろん学歴を問わない国もありますが、遠くない未来で仕事をしたいと考えているのであれば、選択肢を狭めないためにも大卒以上の学歴は身に付けておくべきだと考えます。

そんなときに通信制大学であれば、低コストで仕事をしながら取得できるのでおすすめできます。

おすすめの通信制大学は？

社会人でも仕事を続けながらでも学びやすくおすすめできる通学・スクーリング不要の通信制大学を別の記事にてまとめています。

ぜひ通信制大学選びの参考にしてください。

通信制大学おすすめ１２選【スクーリング不要で社会人も学びやすい】

通信制の大卒だけでは不安の方はプログラミングなどのスキルも身に付く通信制大学などを選ぶのも一つの手でもあります。

まとめ

本記事のまとめ

通信制大学が学歴にならないと言う方もいますが、そんなことはありません。

『学士』を得ることができ、社会人のキャリアアップにも役立つ道ですので今の現状に迷われている方は一度検討してみるのはいかがでしょうか？

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