希望の企業に就職のするために履歴書を作成する際に必ず記載欄が存在する資格取得について。
空白で出すのでは忍びなく、業界に関係なく持っている資格を書くことがありますが、「この資格って書いても意味あるのかな?」って思うことありませんか?
今回は就職の際に有利に働く資格を紹介して行きます。
こんな人に読んで欲しい!
- 就職をライバルより有利に進めたい方
- 自己投資として資格取得を検討している方
本記事の内容
- 就職において資格のウエイトはそこまで大きくはない
- 業界問わず就職に有利な資格5選
- 資格以外に持っていると有利になるスキル
Contents
就職に有利な資格とは?
そもそも就職が有利に資格なんてものがあるのでしょうか?
就職における資格の必要性は2つあります。
- その業界で働くために必須な資格
- その業界で働く際にあったら便利な資格
例えば医者に成るには「医師免許」を持っていないとなることができません。
このような資格は「その業界で働くために必須な資格」に当てはまります。
では、「その業界で働く際にあったら便利な資格」とはどのようなものでしょうか?
このような資格があったら便利な資格に当てはまります。
- 営業職でプレゼン資料を作ることが出来るMOS
- 工場勤務で海外拠点からの研修者とのコミュニケーションがとれる英語力
このような資格が就職に有利になる資格といえます。
また、それだけではなく新卒にしろ、再就職にしろ入社後にどれだけ企業に貢献できるかが重視されることがあります。
その際に成果を出すための必要な努力をすることが出来るかを見極められることがあるのですが、その際に資格を参考にする場合があるのをご存じですか?
資格の中には取得するために人一倍の努力を有する者があります。
そういった資格を所有していることが努力ができる人間かの判断に用いられることがあるのです。
以上の事より、就職に有利な資格とは「持っていなくても仕事は出来るがあったら便利なもの」と「資格取得のために人一倍の努力を有するもの」となります。
今回はそのような資格の中から汎用性の高いコスパが良いものや評価が高いものをまとめましたので参考になれば幸いです。
就職に有利な資格とは?
- 持っていなくても仕事は出来るがあったら便利なもの
- 資格取得のために人一倍の努力を有するもの
就職に有利な資格5選
日商簿記
日商簿記とは、企業の営業取引や経営状態を帳簿に記録にして、経営成績や財務状況を明確にするための能力。
つまりは「お金と物の出入りを把握して計算する」ことが出来ます。
具体的には貸借対照表や損益計算書などの財務諸表の作成を行うことが出来ます。
この日商簿記が役に立つのは、銀行や証券会社などの金融系や商社、コンサルタントなどにおいてです。
企業の経営状態を分析することが出来るので経理以外においても重宝されることがあります。
就職でアピールするのであれば2級以上(合格率:約20%)を所持しておくとよいでしょう。
1級を取得しているのであれば経理としてなら必要とされることが多い他、会計のスペシャリストであり年収1,000万円以上も可能である公認会計士の資格取得を目指すことも視野に入れることが出来ます。
簿記の3級・2級に挑戦するのであれば、通信学習で評判の良いクレアール簿記アカデミーの利用をオススメします。
3級であれば独学でも困難ではないと言われているため、試しにTACの評判の良いテキスト「合格テキスト 日商簿記3級 Ver.12.0 (よくわかる簿記シリーズ)」に目を通してみて自分でもできそうと感じれば挑戦してもよいでしょう。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、マイクロソフトが認定するMicrosoft officeに関する実践的な操作が可能かを計る国際資格です。
多くの仕事において書類作成、プレゼンテーション、各種管理ソフトとして活用されているMicrosoft officeですが、これらの応用的な操作が出来ることで重宝されることは間違いありません。
あなたはこれまでにもMicrosoft officeに触れたこともあり、自身があるかもしれませんがそれを証明することは難しいです。
そんな時に、Microsoft officeに関する技術を客観的に証明することが出来るのは「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」です。
MOSには2種類の「スペシャリストレベル(一般コース)」と「エキスパート(上級コース)」と呼ばれる等級があり、スペシャリストレベルを持っているだけでも評価されることがあります。
取得するには本による学習と並行してパソコンスクールもしくは通信講座で人気なユーキャンのマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)講座を活用することをお勧めします。
余談ですが、普段から業務でMicrosoft officeに触れており、パソコンスキルに自信がある方であれば独学でも30時間ほどかければ合格も可能なため、「MOS Excel 365&2019 対策テキスト&問題集 (よくわかるマスター)」などのテキストを活用して実践してみてはいかがでしょう。
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TOEIC
日本の人口減少に伴い、ビジネスのターゲットが海外に向けられている昨今において英語が理解できることがデメリットになることは一切ありません。
英語力を証明する資格には数多くありますが、就職において最も有利に働くものがTOEICです。
他の資格と異なり、TOEICが就職で有利であるのは実力が点数に反映されるため、客観的に評価しやすいからです。
語学に長けた人材として評価されたいのであれば高スコアといわれる730点以上を取得することが就職を有利に進めることが可能になります。
日本人には英語は難しいと考える人は多いですが、スタディサプリなどの対策講座やテキストも充実しているため、勉強を始めやすい環境になっていると言えます。
難関資格
難関資格そのものが就職したい業界で直接的に利用できないとしても、その資格取得をするための努力ができる人材として評価してもらうことが出来ます。
難関資格と呼ばれるものの例としては以下のようなものがあげられます。
- 公認会計士
- 税理士
- 司法書士
- 行政書士
- 社会保険労務士
- 宅地建物取引士
- 中小企業診断士 など
これらの資格についてはこちらでも紹介していますので参考になれば幸いです。
自動車運転免許
最後に紹介するのは自動車の運転免許です。
これについては、どの業界問わず必須ともいえる資格です。
多くの職場において必須資格として明示されていない場合でも、運転免許を持っていることが前提としている企業が多くあるので、まず取得しておく資格とも言えます。
特に交通網が十分ではない地方においてはマストであると言えます。
就職が有利になる資格以上に大切なもの
プログラミングスキル
こちらは資格ではありませんが、これからも需要が高まるであるITスキルである「プログラミング」も紹介させていただきます。
コロナ渦も相まって一気に需要が拡大している業界がIT業界です。
「プログラミングが需要が高い!」ということはしばらく言われ続けていますが、2021年においてもまだまだ人材は足りていないのでこれからプログラミングスキルを身につけてもITを活用している業界に就職するチャンスを得ることができ、収入を上げることに役に立てることができます。
社会人からプログラミングスキルを学ぶためのおすすめスクールは別の記事にまとめているので参考になれば幸いです。
>>>【教育訓練給付制度】プログラミング学習費用の70%が返ってくる学校3選
教育訓練給付金制度でプログラミングスクール6選
プログラミングスキルを身に着けて転職したい!そのためにスクールで基礎から学びたいけど、結構費用が掛かってしまうのね・・・。もっと安くプログラミングを身に着ける方法はないかな? くろこ専門実践教育訓練給 ...
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大学卒業認定「学士」
日本の自動車産業をに担う大企業、トヨタ自動車の豊田章男社長が「終身雇用が難しい」と述べたように最初に就職した会社で定年を迎えるというのは常識ではなくなりつつあります。
これからの日本においては最初に就職した会社を定年まで勤める「終身雇用」が崩壊すると言われています。
いざ、終身雇用が保証されなくなった際に転職が必要となりますが、転職サイトで募集要件を見てみると多くあるのが「大卒以上」です。
そうなった時に大学へ進まなかった・進めなかったことを後悔する方もまた多くいますが、今の日本では社会人からの学び直し(リカレント教育)が注目されつつあり、支援制度や学び直しがしやすい大学も増えてきています。
こちらについても別記事で紹介していますので参照頂けると幸いです。
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注意:資格による効果は大きいわけではない
就職に有利な資格というものは存在はします。
しかし、その効果が発揮されるのは選考が進んだ時に「この二人どっちに内定を出そうか・・・?」となった時です。
同程度の能力である人を比較する際に+αとして能力・資格を有していることで有利に働くことがあります。
なので資格さえ持って入れば就職が大幅に有利に働くことは稀有であります。
それよりも必要なことは「私がここで働くことでどんなメリットを与えることができるか」を明確にするためのこれまでの成果や経験です。
資格は無いよりもあった方がいいというものなので過信しすぎないように留意しておきましょう。
まとめ
本記事の内容
- 就職において資格のウエイトはそこまで大きくはない
- 業界問わず就職に有利な資格5選
- 資格以外に持っていると有利になるスキル
今回は就職に有利な資格を紹介させて頂きましたがいかがでしたか?
資格が就職におけるウエイトが一番というわけではありませんが、一度取得することが出来れば一生涯役に立たせることができるものです。
将来を見据えての挑戦できるか、できないかがこれからの仕事選択を分けること増えてくる時代がそこまで来ています。
この記事が皆さんの挑戦の助けになれば幸いです。