失業保険とは進学のために退職した場合でも使える？【結論：ほぼムリ】

本ページはプロモーションが含まれています

大学に行くために仕事辞めたけど、この場合って失業保険おりるのかな？

このような疑問にお答えしていきます。

本記事の内容

失業保険とは？進学の場合は使えるもの？

仕事を辞めて進学をしたい。

そのために使える制度はできるだけ活用して、学費を抑えたいと皆さん考えるとおもいます。

結論から言いますが進学目的での失業保険はほぼ利用することが出来ません。

なぜならば、失業保険は、新しい仕事に就くまでの生活を支援するための制度だからです。

失業保険の正式名称は雇用保険であり、これに加入しており、会社を辞め一定の条件を満たすことでて利用することが可能です。

詳細を下記で説明しますね。

失業保険の適応条件

失業保険の条件は以下の2つを満たしていることが必要です。

離職前２年間に被保険者の期間が12か月以上である

１つ目の条件である「離職前2年間に被保険者期間が12か月以上」というのは、簡単に言えば過去２年間の間に1年以上は仕事をしていた・勤めていることです。

ただし、雇用保険に加入していなければならないので自営業の方では利用することはできません。

雇用の予約や就職が決定しておらず失業状態にある

仕事を失い、再就職先が見つかっていないということです。

ここでいう『失業の状態』とは以下のすべてを満たしていることです。

つまり「すぐにでも就職したいけど、なかなか決まらないよ！」なんて方でなければ受給できないということです。

これに加えて厚生労働省にて利用できない者として

• 妊娠・出産・育児・病気・ケガなどで現状就職できなかったり、就職する意思がない方
• 専業主婦、学生、会社の役員に就いている方
• 自営業の方

なども該当します。

仕事を辞めて大学や専門学校に通おうと考えている方は、残念ながら失業保険は受給することができません。

しかし、大学で学びながら失業保険を受給する出来る場合が一つだけあります。

それは夜間・通信大学で学んでいる方です。

学びながらでも失業保険がもらえるパターン【夜間制大学・通信制大学】

先ほどの条件より、仕事を辞めて『学業に専念』する方に関しては失業保険の条件を外れてしまいますが、例外とされているものもあります。

それが夜間制大学や通信制大学です。

夜間制や通信制の大学は仕事をしながらでも学びたいという方のために設立されたものであり、仕事にしながら通われる方が多いです。

このような大学に通いながら働いていたが、仕事を失った場合は学業と並行して再就職先を探すことが必要となりますが、離職前2年間に被保険者期間が１２か月以上に当てはまる方であれば受給することは可能です。

離職票や雇用保険被保険者証、マイナンバー確認書類や身分証明書、証明写真、印鑑、本人が名義の預金通帳をもってハローワークに確認にいってみましょう。

当サイトでは社会人の大学進学にあたり、「通信制大学」を推奨しています。

『通学の必要のないおすすめ通信制大学』についても別記事で紹介していますので是非参考にしてみてください。

失業保険は使えなくても、「教育訓練給付」は受給できる！

働いている方および働いていた方を対象に、雇用の安定と再就職のための能力開発のために、その費用の一部を負担してくれる制度です。

厚生労働省の指定する機関（大学、短期大学、専門学校、資格講座など）に限定はされますが、一般教育訓練給付であれば最大10万円、専門実践教育訓練であれば最大で年間56万円支給されます。

あまり聞いたことがないかもしれませんが、新たなキャリア形成・次の仕事に就くためのスキルを身に付けるための費用を助けてくれるお得な制度です！！

詳しくは『【学費・講座費を安くする裏技】社会人が使える国の制度とは？』で解説していますので参考にしてください。

生涯学習のユーキャンなどの資格講座やTEAC ACADEMYやDMM WEBCAMPなどのプログラミングスクールにも使えるので仕事を辞めたのであれば新たにスキルを身に付けることが出来る良い機会です。

せっかく使える制度があるので興味のある資格やスキルがある方は検討していた講座がこの制度の対象であるか確かめてみることをオススメします。

＞＞＞プログラミング学習費用の７０％が返ってくる学校６選

まとめ

本記事のまとめ

失業保険は受給できなくても、社会人には学費支援制度は他にもあります。

それらを利用して自身のスキルアップのためにどんどん挑戦していきましょう。