managaraとはどんな通信制大学？学部・学費など特徴を徹底分析

新しく「ネットの大学managara」という通信制大学ができるみたいだけど、どんな大学なんだろう？

2021年度より新しく「ネットの大学managara」という通信制大学が開講されます。

今回はこのmanagaraとはどのような特徴がある大学なのか？
どんな人に向いている通信制大学なのかを紹介して行きます。

本記事の内容

くろこ

本記事はネットの大学managaraのパンフレットと当サイトでの客観的な大学レビュー経験と筆者自身の社会人からの大学進学をした経験を基に作成しています。 最後まで読めばこの通信制大学の強みやどんな人に向いているか理解することができます。

くろこ

筆者である私が社会人を辞めて大学進学した経験を基に感じたメリット・デメリットをまとめましたのでこちらの記事も参考になれば幸いです。

ネットの大学managaraとは？

ネットの大学ｍanagaraは2021年４月から新しく開設される通信制大学であり、新潟産業大学 経済学部経済経営学科 通信教育課程にあたります。

昨今増えてきているスクーリングが一切不要な通信制大学であり、その上学費も安くなっているため社会人の方でも無理なく卒業を目指せる大学です。

大学卒業資格である『学士号』が取得できることはもちろん、社会人の方でも活かしやすい経営学・経済学について学ぶことができます。

講義の形式は他の通信制大学と比較しても特殊です。

大学の授業と言えば1コマ90分～120分と長時間の講義を想像する方が多いと思いますが、このネットの大学managaraでは１コマの時間は基本的に1回10分程度の動画視聴となっています。

そのため、忙しい社会人の方でも電車やバスなどの通勤時間やちょっとした隙間時間などにも自分の都合に合わせて受講することが出来る「ながら学習」を行うことが大きな特徴となっています。

この「ながら学習」を行えることがmanagaraの名前の由来となっているのかもしれませんね。

加えて通信制大学であるため、入試そのものがないため社会人の方が心配になる国語・数学・英語といった一般入試の科目に不安がある方にも入学のハードルが低くいのも魅力です。

また資格取得にも力を入れており、「宅地建物取引士」など難関資格についても講義とは別に合格講座などを設けてあるため取得できるチャンスでもあります。

現代社会の現状やテクノロジーに合わせた学習形態・学習方法を行える新しい大学の在り方を提供しているのがこのネットの大学managara です。

managaraの基本情報

ネットの大学®managaraは2021年4月に新たに開校される新設の通信制大学であるため、卒業率や就職先・進路などのデータがまだありません。

managaraの学部・コース

ネットの大学managaraには経済学部 経済経営学科があります。

経済学部 経済経営学科ではスマホやパソコンによる映像学習やslackやzoomなどのアプリを用いたディスカッションの他にも実際に住んでいる町のフィールドワークを通じて地域の方にインタビューをして、結果をまとめて発表するなどにより地域活性化についてを体験により学ぶことが出来ます。

多くの通信制大学では映像学習による座学中心の講義となっていますが、このmanagaraではフィールドワークによる臨地体験を通じて学ぶことができるのが他の通信制大学とは異なった大きな特徴だと言えます。

また「経済学分野」と「経営学分野」のどちらかを選択するようになっており、自身がイメージする将来像によって進む道を選ぶことができ、それぞれの学問に注力することが出来るようになっています。

この二つの分野では大まかにこのようなことについてを学ぶことが出来ます。

ではこれらはどういった方法で勉強するのでしょうか？

順に説明していきます。

経済学分野

経済学分野では「経済の問題を体系的に捉える力」と「現在の経済の課題を柔軟に解決できる力」を身に付けるために、具体的な事例を通じて問題解決能力を養います。

この分野を選択することで地域の経済活動の活性化についてや社会人として必須のスキルになりつつあるビジネスに特化したパソコンスキル、語学スキルなど多岐にわたる分野を学ぶことができ、社会人としてどこでも役に立つことが出来る基礎的な力を身に付けることが出来ます。

それをを身に付けるための授業展開としてこのような講義があります。

地域経済学

科目テーマ：地域が抱える問題に対する解決方法を、経済の切り口で考えよう

科目概要：ショッピングモール発展に伴う商店街などの「シャッター通り化」などの問題を認識し、地域を空間的に捉えて論理的に概観することで、解決策を考える。

ゲーム理論

科目テーマ：損せず得とれ！世の中は競争だ！

科目概要：自己の利得を大きくするためには相手にとってのメリットが必要。相手の出方を考えた最適な意思決定を、さまざまなゲーム手法から学ぶ。

経営学分野

経営学分野では「企業経営に必要な基礎的な能力」や「リーダーシップ」を身に付けるために、具体的な商品開発の現場を想定した講義などを通じて知識と理解を深めていきます。

この分野を選択することで、経営者として企業経営に必要な知識を身に付けることができる。
また組織の中でリーダーシップをとれる人材を目指すことが出来ます。

それらを身に付けるための講義にはこのようなものがあります。

商品開発論

科目テーマ：新商品開発のアイデアだしと、事業企画ができる知識を身につけよう

科目概要：どのように消費者のニーズをキャッチするか、商品サービスを開発するか、どのように顧客に届けていくか。これらを学ぶために、具体的な商品開発を想定して、ビジョン構成・企画書の作成を実践していきます。それにより、事業企画の知識を身に付けていきます。

マーケティング論

科目テーマ：「売れる」仕組みを戦略的に考えよう

科目概要：現代の経営に不可欠なマーケティングについての基本的に概念を理解しながら、マーケティング・マネジメントの課題について、どのように対応していくかを考える力を養います。

ネットの大学managaraの年間の学費

ネットの大学 managaraの授業料は他の通信制大学や通学制の大学と比較しても安く、社会人の方でも学費に不安を感じることがないようなやさしい学費となっています。

特徴的なのがシステム利用料などは授業料に包括されているので学費の計算が簡単に行えます。

スクーリングがなく、通学制大学で必要となる交通費や生活費などもかからないことも学費以外の負担が少ないのが嬉しいです。

学費の参考例

初学期分の学費

4年間で卒業した場合の学費

ネットの大学managaraの学費支援制度

ネットの大学managara は社会人からの進学者では利用することは難しいですが、大学の学費を無償化にすることが出来る制度「高等教育の修学支援新制度」の対象校となっています。

高等教育の修学支援新制度

高等教育の修学支援新制度は2020年度4月から新たに適用された新制度で、授業料を減免と返済の必要のない給付型奨学金を受け取ることができます。

しかし、この制度は誰でも利用できる者ではありません。

経済的支援が必要な学生が対象となっています。

この制度の条件としては以下の3つの基準があります。

詳細は省略させて頂きますが、金銭的に大学進学はできないが学習意欲が高いもののみが対象です。

「この条件に当てはまれば社会人からの大学進学者でも使えるのかな？」

このように考えるかもしれません。

しかし、残念ながらほとんどの社会人の方は学費が無償化になることはありません。

受給する条件には

「高等学校等を卒業してから2年経っていない人」

となっており、高卒2年以内の方しか適用されないため、社会人が利用することは望めません。

しかし、通学を必要とする大学と比較しても学費は安いです。

学費支援制度は無くても、働きながらであれば年間30万円で大学卒業を目指すことができるので仕事をしながら学んでいくことでお金の心配も比較的少なくて済みます。

managaraのメリット・デメリット

managaraメリット

managaraには以下のメリットがあります。

隙間時間で講義を視聴できる

他の通信制大学と比べてもmanagaraの最も特徴的なのは1コマの講義が短いということです。

大学のイメージは1コマの講義の時間は90分～120分というのが多いように感じると思いますが、managaraの1コマの講義動画の長さはたったの10分です。

10分であれば、会社通勤の電車やバスなどの移動時間、昼の休憩時間など、限られた時間で視聴することが出来るため、忙しい社会人の方でも学びやすくなっています。

インターネットだけで学習を行える

通信制大学の多くはスクーリングという単位取得のために通学の必要が出てくる大学が多くあります。

ですがmanagaraではスクーリングをする必要がありません。

尚且つ、講義の視聴やレポート提出などもすべてインターネットで行うことが出来るため、仕事を辞めたくない方でも仕事を続けながら講義を受けることができ、また大学もない離島や田舎でもそこにいながら大学卒業を目指すことが出来ます。

このような何かの合間や仕事を続けながら「ながら学習」を行えることから『managara(まながら)』という大学名になっているのかもしれませんね。

学費が安い

4年制の大学の相場はおおよそ350万円～500万円くらいですが、通信制大学では50万円～300万円ほどで卒業まですごすことが可能です。

そんな中でもmanagaraの4年間の学費は126万円と比較的安めの学費に設定されています。

安いのかな？と疑問に思うかもしれませんが、managaraは純粋な学費以外に支払うものはありません。

スクーリングがある通信制大学や通学制の大学は学費の他にもシステム管理費や交通費、宿泊費などの費用も掛かりません。

そういった点でもスクーリングが必要のないmanagaraのような通信制の大学ということだけで学費以外の大学の費用を抑えることが出来ます。

managaraデメリット

反対にデメリットには以下のようなものがあります。

新設校であるため実績がない

通信制大学を選ぶ基準に勉強する学問の種類などの他にも卒業率というものがあるのですが、新設の通信制大学であるため卒業のしやすさがわかりません。

通信制大学は入試がないため入りやすいというメリットがあるのですが、その反対で卒業するのは難しいと言われています。

それはなぜかというと、基本パソコンの前でひとりで学習するのでモチベーションを維持することが難しく、仕事が忙しくなってしまうと講義を受けることがないがしろになってしまうことが多いそうです。

そのため、通信制大学の選定ポイントとして卒業率があるのですが、それが新設校のため不明となっています。

少なくても向こう4年間はその実態は把握することが出来ないためデメリットに入れさせていただきました。

地域活動が必要になることもある

managaraの講義の中で地域の経済問題を探してそれを解決するというものがあるのですが、そのためにフィールドワークが必要になることがあります。

場合によってはインタビューなども必要になるため、そういったコミュニケーションが苦手な方には苦痛に感じてしまうことも考えられます。

ネットの大学managaraがオススメな人

ここまでネットの大学managaraがどのような通信制大学か紹介させていただきましたが、その中で分かった特徴には以下のようなものがあります。

以上のことからmanagaraに向いている、オススメできるのは以下のような方です。

ネットの大学managaraについてもっと詳しく知るために資料請求をしよう！

ネットの大学®managara についての概要を紹介させていただきましたが、授業カリキュラムや学費、卒業者の声など最新の情報を知るためには大学へ資料請求することが一番です。

Brush up学びではmanagaraの他にも通信制大学の資料をまとめて取り寄せることができます。

通信制大学は基本的にどこにいても学べるため所在地にこだわらず全国の大学と比較してみて一番納得できるところを選ぶことをおすすめします。

くろこ

筆者である私が社会人を辞めて大学進学した経験を基に感じたメリット・デメリットをまとめましたのでこちらの記事も参考になれば幸いです。

まとめ

今回は2021年度に開校するネットの大学managaraについて紹介させていただきました。

スクーリングが不要の中、さらにインターネット上で完結できる大学が増えてきており、社会人の方でも学びやすい環境が整いつつあるように感じます。

大卒認定が欲しいなどの学び直しを検討している方はぜひ無料の資料請求をしてみて頂きたいです。

パンフレットにはmanagaraについての多くの意見も掲載されているため、進学の検討の役に立つのでオススメです。